【10/10交流会レポ】三重県多胎育児サークルふたばの交流会に荒木議員来訪。広げよう多胎支援の輪!

【10/10交流会レポ】三重県多胎育児サークルふたばの交流会に荒木議員来訪。広げよう多胎支援の輪!

先日開催したふたば交流会では3組の双子ママが参加しました。

その際に四日市議会議員の荒木みゆきさんも来場し、私たち多胎家庭や困りごとについても色々とお話を聞いてくださりました。

今回私たちからは以下の内容を主にお伝えさせていただきました。

多胎妊娠・育児の困りごと

  1. 産後ケアが少ない
    そして仮にそのようなサービスがあったとしても知らない方も多く産前から情報を届ける必要を感じている
  2. 外出困難なのでサポートが必要
    支援センター(各施設)に行けても、施設まで入るのが難しい。
  3. 多胎加点がない
  4. バスの二人乗り横型ベビーカーの乗り降りについて

それに対して、荒木議員からは「声を上げていきますね」と力強い言葉を頂き、今後の多胎支援拡充についてもお力を貸してくださる姿勢にとても嬉しく思いました。

スタッフF談

私が荒木議員の存在に気づいたのはお恥ずかしながら2021年の冬頃でした。

現在三重県で審議されている『多胎家庭へのおもいやり駐車場の利用期間延長』の署名を集めようと活動を始めるにあたって、私は出来ればおもいやり駐車場だけではなく多胎支援全般もどうにか盛り込めないかと考えていたのです。

その際に色々と多胎支援活動について調べており、その中で四日市市役所のHPの検索結果で2019-2020年に多胎について物申してる人がいたのです。
それが荒木みゆき議員でした。

多胎支援について発言されている議事録を何回も読み返しました。
ここに自分たちを分かってくれている存在がいる…!
とても嬉しかったのを今でも覚えています。

▼2019年 豊田市の三つ子虐待事件をうけて
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000002790/simple/20190808kyoumin.pdf

▼2020年 多胎支援について
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000002790/simple/20200302kyoumin.pdf

さらに驚いたのは多胎サークルについても言及してくださっているのです。

「多胎児の先輩方のお母さんたちがグループをつくって、いろんな活動をしてくださっていると思います。
その運営をされる側からの声として、まだまだ小さいサークルで、そういった活動をするにおいても、どのように進めていったらいいのかとか、あるいは、運営面についても、今後どうしていったらいいのかと、貢献はしたいけれども、どうしていったらいいのかという部分で悩みもあるかと思いますので、ここは行政がプロとして、いろんな運営のあり方であるとか、運営費のことも悩みでもあるとお聞きしておりますので、そういったこともしっかりと相談に乗ってあげていただきながら、よきサポーターになっていただけるような、そういう支援をお願いしたいなと思います。これも意見でございます。」

私個人の意見ですが、多胎サークルは現役子育てしているママ達が自分たちも大変な中、少しでも情報共有や子育ての悩みや解決方法を話し合ったり、息抜きの場として活動しているので、せめて助成金の一つでもあってほしいなと思っています。

実際ふたばでもみんなで集まって交流会をしますが、2-3人でもサポーターがいたらもっとゆっくりできるのになと思うシーンもあります。

これも一つの多胎支援だと思っています。

話が逸れましたが、双子母になって思うのは
多胎は単純に子どもが二人という認識ではなく特殊だということです。

「特別」ではなく「特殊」です。

特殊には特殊枠の支援を用意しなければいつまでも多胎親は救われません。
現行の制度は子どもは妊娠出産育児も「一人」ということに前提につくられています。

1人は大丈夫、でも2人や3人はごめんなさい。

そんなシーンが多胎家庭には何回もあります。
産後ケアを受けたくても使えない。
一時預かりを使いたくても枠が空いてない。
入園させたくても同じ園に入れる確率は低い。

行政が用意した子育て支援には穴が沢山あります。
その制度が使えない多胎家庭にとって、それは絵に描いた餅なのです。

どうにかグッと堪えて育児の大変な時期を乗り越える。
そんな泣き寝入りはもうやめたいです。

「子ども一人でも子育ては大変!2人以上はもっと大変!!助けて欲しい!!」
そう叫びたいです。

行政関係者様、議員の皆様

令和2年度から国が自治体に対して多胎支援の補助が新しく出来ています。

▼このあたりが分かりやすいです
https://www.komazaki.net/activity/2020/03/post10156/

多胎家庭のこと、おかしな現行制度の落とし穴
多胎支援がほとんどない地域が半数以上ある三重県を少しでも良くしていくためにぜひともに手を取ってほしいです。

お願いします。

そして三重県の多胎ママパパへ

ふたばは多胎支援活動に重きを置く多胎サークルです。

多胎サークルでも交流会などのある子育てサークルは多く存在しますが
多胎支援を訴える活動をしている多胎サークルはなかなかいません。

多胎育児や産前産後で困ったことや改善してほしいことなど何でもふたばメンバーに気軽にお話ください。
同じ多胎親同士きっと共感できると思います。

今そして未来の多胎家庭のみんなが双子や三つ子を授かってよかったと心から思える瞬間を増やしていけたら嬉しいです。

9/25付中日新聞にて大きく取り上げられました『おもいやり駐車場延長』

9/25付中日新聞にて大きく取り上げられました『おもいやり駐車場延長』

先日9/14に三重県庁にて三重県副知事におもいやり駐車場の署名と要望書をお渡ししてきました。

その際に中日新聞さんに取材を頂きました。

今回記事を書いて下さった寺岡葵記者様
前日の夜に思いついてお送りしたFAXにも関わらず、当日駆けつけてくださり丁寧に取材をして頂き、本当にありがとうございました!

また思いもかけずこんなに大きく取り上げてくださり、感激しています😭✨

以下、記事本文です。

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三重県四日市市で二歳の双子を育てる女性が九月、妊産婦らが優先的に使える「おもいやり駐車場」の利用期限の延長を求める約六百筆の署名を県に提出した。

利用期限は導入自治体で異なり、県の現行制度で妊産婦は産後一年半までだが、子どもの安全面から意思疎通が取れるようになる産後三年まで延ばすよう求めた。

要望を受け、県は年度内に制度を改正する方向で検討する。

女性は中口由里子さん(32)。
双子の兄は一歳五カ月、弟は一歳七カ月でようやく数歩、歩けるようになった。

二人は現在、二歳二カ月だが「車から降ろすと散り散りに走って行ってしまう」といい、外出時は必ずベビーカーを使う。

県は歩行に支障がある人が使えるよう、公共施設や商業施設、医療機関などの入り口付近におもいやり駐車場を設置。
利用者の三割程度を妊産婦が占める。不正利用を防ぐため、二〇一二年十月、利用を申請した対象者に利用証を交付する「パーキング・パーミット制度」を導入した。

介護が必要な高齢者や障害者に利用期限はないが、妊産婦については育てている子どもが多胎児、単胎児を問わず、母子手帳取得後から「子どもが一人で歩ける」とする産後一年半までと定めている。

中口さんが使う二人用のベビーカーは一般的な車いすより大きい。
期限が切れた今春以降、駐車場では隣が空いている区画を探して何度も周回したり、あきらめてそのまま帰宅したりした。

ネットスーパーを使うようになり、息抜きの場だった子育て支援センターからも足が遠のいた。

「社会とのつながりが薄れ、孤独を感じる」と話す。

昨年十一月ごろ、県に期限を延長できないか問い合わせたが、前向きな回答は得られず、インターネットで署名活動を始めた。

すると「車の多い駐車場でおぼつかない足取りで歩く二人の子どもの面倒を見るのは難しい」「子どもとは三歳ごろからやっと手をつないで歩けるようになった。地域差もなくして」などと、自分と同様に多胎児を育てる全国の親から賛同が寄せられた。
今年六月には県議会の一般質問でも取り上げられた。

背中を押された中口さんは今月十四日、二歳の双子を育てる知人の古川幸代さんとともに、集まった六百三十三筆の署名を服部浩副知事に手渡し「しっかりと歩け、意思疎通もできるようになる三歳ごろまで利用期限を延長してほしい」と訴えた。

県地域福祉課の吉田智明課長は取材に「現行の利用期限は他県と比べても長く、十分ではと考えていた」と説明しつつ「期限延長のデメリットはない」と制度改正に前向きな姿勢を示した。

ただ、「単胎児を育てる親の方が多胎児を育てる親より利用が圧倒的に多く、延長の対象に含めれば駐車場が混み合う可能性がある。対象を多胎児のみにするか、単胎児も含めるか検討したい」と話した。

【長野の2年が最長 岐阜は多胎児区別】

国土交通省などによると、パーキング・パーミット制度は八月末時点で四十一府県が導入。
いずれも妊産婦の利用には期限を設けている。

多胎児の場合は
☑︎産後三カ月が十一府県
☑︎半年が福井など三県
☑︎一年が滋賀など十七府県
☑︎一年半が三重など九県。
一年半を超えるのは長野県のみだ。

長野県は単胎児、多胎児とも産後二年までとしている。
「ベビーカーを使わなくても外出できる年齢を考慮した」(担当者)という。

岐阜県は昨年四月、単胎児、多胎児とも産後三カ月にしていた利用期限を単胎児は一年、多胎児は一年半に延長した。
担当者は「多胎児はベビーカーも大きく単胎児より駐車が大変」と区別した理由を説明した。

一般社団法人日本多胎支援協会(神戸市)によると、多胎児は早産や低体重で生まれ、単胎児よりゆっくり発達することが多い。

小学六年の双子を育てる協会理事で金城学院大非常勤講師(社会学)の松本彩月さんは「多胎児の親は外出に多くの困難を抱える。引きこもりや孤立を防ぐための支援が必要だ」と指摘。

「制度の対象は妊産婦だけではない。障害者や介護が必要な高齢者らも快適に駐車場を使えるようよりよい制度のあり方を考えていくべきだ」と話している。

(寺岡葵)

※中日新聞WEB版でも同内容がご覧頂けます
https://www.chunichi.co.jp/article/551429

ーーーーーーー

今回三重県に提出した資料や
多胎家庭や多胎支援について
ふたばサークルHPでまとめてあります。

よかったら私達の想いも含めて一読頂ければ嬉しいです😊

他社様からの取材、他団体様からのお問い合わせも大歓迎です。
宜しくお願いします🙇‍♀️

おもいやり駐車場多胎利用間延長の署名と多胎支援要望書を提出してきました

おもいやり駐車場多胎利用間延長の署名と多胎支援要望書を提出してきました

9/14、三重県副知事におもいやり駐車場633人分の署名と多胎支援要望書をしっかりと渡してきました✨

☑︎名前はあっても使えない行政サービスがあること(交通機関、ファミサポなど)
☑︎三重県ユニバーサルデザイン担当の方に双子ベビーカーで入れない所が多い事もお伝えました。

私たちの要望や多胎支援について『国にあげる』という言葉にそっと目頭が熱くなったのは秘密です☺️

ここまでくるのにいろんな人の力を借りて辿り着いたんだということ

自分自身も双子をかかえて資料をつくったこと
いろんな窓口に電話して
実際に双子ベビーカーでいろんなことを実証するためにバスや電車などの乗るチャレンジをしてみたり
子育てのかたわらホームページ やSNSなどオンライン活動をしたり
多胎支援団体の先輩方に話を聞いたり
サークルメンバーや家族、周りの方に助けられ支えられて掴み取ったこの場所

陰で支えてくださったみなさま
力を貸してくださった議員のみなさま
本当にありがとうございました

これはまだスタートで
これからもっと三重の多胎支援に向けて
プロジェクトは進み始めたばかりです

どうぞ私たちの活動をこれからも
見守ってくださると嬉しいです😊

打ち合わせ資料

下記資料をもとに三重県の各部門担当者様にしっかりと要望と多胎家庭の現実についてお伝えしてきました。
おもいやり駐車場の使用期間延長のお願い&多胎育児の支援に力をいれて欲しい(PDF)

【9月14日】三重県知事へおもいやり駐車場使用期間延長の署名を渡してきます

【9月14日】三重県知事へおもいやり駐車場使用期間延長の署名を渡してきます

署名のお願いです
最後のお願いになります

おもいやり駐車場
双子三つ子ちゃんなど多胎児を育てる家庭に
もう少し長く使用させてください

昨年度より始めたオンライン署名
おかげさまで300名を突破しました!

そしてついに三重県知事またはその役職の方に
9月14日にこの署名を印刷して手渡しします

これをもって署名は実質上
最後を迎えます

なので最後のお願いです
現在229名の署名数を少しでも伸ばすために協力をお願いします

双子や三つ子は車からの乗り降りに
横並びベビーカーなど大型ベビーカーが必要となります

ヨロヨロと歩く小さな子供が2人、3人
近くを走る車の危険性

ベビーカーを出しても車がぶつかりそうになる
狭いスペースでは命の危険があります

安全のためにもベビーカーが必要で
左右から子供を降ろしてベビーカーに乗せるには
広いスペースが必要となります

産後1年半のおもいやり駐車場を
産後もう少しだけ
私たち多胎家庭に使わせてください

多胎家庭はバスでも実質上乗車拒否されたり
電車やタクシーでも二人乗りベビーカーが使えないなど『外出する術』が限られています

どうか外出の足となる車を
子供が小さくて危険性の高いこの時期を
安全に使わせて欲しいのです

他県の状況を調べると
◯長野県は最長2年使用可能
◯多胎児用に別枠を用意していた県(岐阜県・佐賀県・大分県)がある

これらを鑑みて、最長期間の延長
多胎枠の設置をお願い出来ればと思います

どうか現在そして未来に続く
多胎家庭を救ってほしいのです

最後のお願いです

三重県知事にみなさんの力の集まった署名で
三重県から多胎家庭の未来を少しでも変えて
別の地域に住む多胎家庭にバトンを渡したいです

みなさんの力をどうか貸してください
お願いします

·.*⿻┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⿻*.·

署名サイトへはこちらのリンクから飛ぶことが出来ます。

ホームページでも私たちの取り組みや今回の活動についてもその熱量を余すところなくお届けしています

※署名にあたって必要なのは名前、メールアドレスと郵便番号のみです。
それらは一般公開されませんし、変な連絡が来ることもありません。

三重県の自民党青年局の方々に多胎支援についてお話してきました②

三重県の自民党青年局の方々に多胎支援についてお話してきました②

四日市市総合会館にて、自民党青年局の議員の方々と「多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長」と「多胎支援」について四日市での支援導入についてお話させていただきました。
今回は副市長様もご参加いただき、私たちの声に拝聴いただき、大変感激しました。
また現在行っているオンライン署名についても拡散などの協力をしていただけるとお約束頂きました。
まずは第一歩を着実に踏み出せたのではないかと思います。

 

前回よりも追加された多胎支援

前回の打ち合わせの際にお話しさせて頂いた後からぐっと四日市市では多胎支援が充実した部分があります。本当にありがとうございます!

打ち合わせの際に導入予定だとお伺いした多胎支援

  • 多胎情報の詰まった「ふたご手帖」の導入(前回桑名市でも導入されているのでお願いしたところ、導入検討していただけるそうです!)
  • 入園時の多胎加点導入予定(今後導入の方向で動いてくださるそうです!!これはかなり大きいポイントです)

ただ課題としてお伝えしたのは多胎支援の中で大事なのは「外出前提のサービスはハードルが高すぎて使えない」のでオンラインや郵送での受理が大切であること。
多胎家庭が実際に使えているかどうかフィードバックをして改善しなくては、使えない支援サービスとして形だけ用意されて終わるということ。
特にファミリーサポートは1/2も補助していただいても、実際約半数~7割の人が多胎児を断っている現状があるので、確実に使えるサービスにしていただかないと絵に描いた餅になります。
そして用意された多胎支援を多胎家庭に早い段階で情報提供をしなければ、結果的に「知らない」「使えない」になるので、どうか市役所の窓口の方が自分で探してねではなく、情報を届けるという気持ちでお願い出来たら大変ありがたいです。

そして多胎児産後ケア、これは本当に待ち望んでいた支援で、お母さんを休ませてあげれる時間を提供してもらえるサービスなのでありがたかったです!
分かってくれてる!ととても嬉しかったです。四日市市役所の皆様、関係者の皆様、ありがとうございます!!

 

参加者(順不同)

  • 自民党青年局の皆様(三重県議会議員 石垣 智矢様、小林 貴虎様 ・四日市市会議員 平野 貴之様・菰野町議会議員 広田 なおき様、加藤 大輝様・津市議会議員 保田 勝平様、中田 耕平様、山路 さゆり様、龍神 啓介様・松阪市会議員 森 遥香様・伊賀市議会議員 西口 和成様 他多数の議員様)
  • 四日市市 市川典子副市長様
  • 四日市市役所 こども保健福祉課 松尾様
  • ひまわりクラブ 中森、岩原
  • プチひまわりクラブ(ふたばの前身名) 中口、古川

※四日市市議会議員 谷口周司 様はご家庭の事情でご欠席でしたが、先頭にたってこの場を設けてくださり、本当に心より感謝申し上げます。

 

お願いした内容について

  • 「おもいやり駐車場」1年半の利用期間が終了にあたり、まだ1人でおぼつかない足取りで歩く二人を車の多い駐車場で見ることが難しく、ベビーカーに乗せたいのに広げるその場所が無くて困っている。3歳まで使えないか利用延長をお願いしたい。
  • 多胎支援全般

提出資料

多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長活動を始めたきっかけ

多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長活動を始めたきっかけ

はじめまして^ ^
プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)の中口です。私は現在もうすぐ2歳になる双子の男の子の母です^ ^

結婚前に保育職をしており、双子のお子さんを何組か見てきました。
その当時の私は「双子ちゃんかわいいな」とただ目の前の可愛い教え子と向き合ってきました。

結婚し、子どもを授かり「双子」と分かった時は頭が真っ白になるほど衝撃でした(*_*)
医師から「おめでとう」の言葉ではなく、、、
「双子は安定期ないよ」と言われました。

まさか自分が双子の母になるなんて思いもせず。
妊娠中から現在に至るまでただただ「かわいい」と思っていただけの私がやっと多胎育児の保護者の方の大変さ、行政のサービスの少なさを知りました。

単胎児に比べると多胎児は色んな事が倍だったり、制度も使えない事もあります。
今でこそ東京都の方では双子ベビーカーがバスに乗れるようになってはきましたが、、
地方はまた別の話。。。

パーキングパーミット制度「おもいやり駐車場」の期限が1年半でもうすぐ切れてしまう。
我が子はまだ歩けない( ; _ ; )
歩けたとしても散り散りにどこかへ行ってしまう。
1人で同月齢って2人結構難易度高め。

兄弟さんがいるともっと、、、と思って市役所に問い合わせをしたところ

「延長できません」の一言、、、

けど、やっぱり納得いかなくて。。。
もう1度問い合わせたら
「署名活動してみたらどうですか??」

と言われたので、よしやるか!!!とその時在籍していたひまわりクラブに問いかけたところから現在の活動に至ります。

三重県・四日市の議員の方々に多胎支援についてお話してきました

三重県・四日市の議員の方々に多胎支援についてお話してきました

当サークルより結成された多胎支援を訴える有志の会「プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)」が、議員の方々と「多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長」と「多胎支援」について四日市での支援導入についてお話させていただきました。

大変興味深く拝聴いただき、後日あらためてZOOM等で他の議員の方々も参加されるとのことでした。
また署名についてオンライン署名だけではなく、紙媒体でも改めて募集し、それを持って関係者各位にお話しをしていただけるとのことでした。

 

参加者(順不同)

  • 四日市市役所 こども保健福祉課 松尾様
  • 四日市市議会議員 谷口周司 様
  • 津市議会議員 山路さゆり 様
  • 三重県議会議員 石垣智矢 様
  • 津市議会議員 龍神啓介 様
  • プチひまわりクラブ(ふたばの前身名) 中口、古川

お願いした内容について

  • 「おもいやり駐車場」1年半の利用期間が終了にあたり、まだ1人でおぼつかない足取りで歩く二人を車の多い駐車場で見ることが難しく、ベビーカーに乗せたいのに広げるその場所が無くて困っている。3歳まで使えないか利用延長をお願いしたい。
    ⇒そもそも単胎児と多胎児では多胎児のほうが早産・発達が遅い傾向にある。しかし現状では多胎児枠があるのは47都道府県中3県(岐阜県・佐賀県・大分県)のみ。
    また最長産後2年まで使える県もある(長野県)。利用期間に関しての明確な基準はなく、各都道府県または一部の市町村で期間が違う。
  • 多胎支援について厚生省より多胎妊産婦への支援が新たに充実した(「産前・産後サポート事業」の中に、「多胎妊産婦等支援」と「妊産婦等への育児用品等による支援」が新設)。
    補助率は国1/2、市区町村1/2とかなり大きな補助割合だが、市町村が導入を決めないかぎり支援実施に至らない。
    すでに隣市の桑名市では2021年5月より導入しており、同月にひまわりクラブとしても導入を求めたが、1年経った今でも四日市市では未だに導入がない。早急な導入を希望。

提出資料

三重県の自民党青年局の方々に多胎支援についてお話してきました②

おもいやり駐車場 各都道府県の妊産婦の使用期限

調査してみたところ、そもそも単胎児と多胎児の使用期限が同一である県がほとんどでした。
多胎児用の枠を用意していた県は3県(岐阜県・佐賀県・大分県)、最長でも2年(長野県)など興味深い結果が分かりました。

(東北) 単胎児 多胎児
・岩手県 ひとにやさしい駐車場利用証制度 交付後~産後1年
・秋田県 障害者等用駐車区画利用制度 妊娠7か月から産後3か月まで
・山形県 山形県身体障がい者等用駐車施設利用証制度 妊娠7か月から産後1年まで
・宮城県 宮城県ゆずりあい駐車場利用制度 妊娠7か月から産後1年まで
・福島県 おもいやり駐車場利用制度 妊娠7ヶ月から産後3ヶ月
(関東)
・茨城県 いばらき身障者等用駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後6ヶ月まで
・栃木県 おもいやり駐車スペースつぎつぎ事業 妊娠7ヶ月から産後1年の方
・群馬県 おもいやり駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後6ヶ月まで
・千葉県 ちば障害者等用駐車区画利用証制度 妊娠7ヶ月から産後1年の方
(甲信越・北陸)
・新潟県 新潟県おもいやり駐車場制度 妊娠7ヶ月から産後1年半の方
・富山県 富山県ゆずりあいパーキング(障害者等用駐車場)利用制度 母子健康手帳交付日から産後1年まで
・石川県 いしかわ支え合い駐車場制度 母子健康手帳交付日から産後1年まで
・福井県 ハートフル専用パーキング(身体障害者等用駐車場)利用証制度 母子手帳取得時~産後6か月
・山梨県 やまなし思いやりパーキング制度 母子手帳を取得してから産後1年半
・長野県 信州パーキング・パーミット 母子健康手帳の取得から出産(分娩予定日)後2年の間
(東海)
・岐阜県 ぎふ清流おもいやり駐車場利用証制度 産後1年 産後1年6ヶ月
・静岡県 静岡県ゆずりあい駐車場制度 妊娠7か月から産後3か月までの間
・三重県 三重おもいやり駐車場利用証制度 母子健康手帳取得時から産後1年6か月
(近畿)
・滋賀県 滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証制度 母子手帳取得時~産後1年
・京都府 京都おもいやり駐車場利用証制度 母子手帳取得時~産後1年
・大阪府 大阪府障がい者等用駐車区画利用証制度 妊娠7か月から産後3か月までの間
・兵庫県 兵庫ゆずりあい駐車場制度 出産予定日~産後1年
・奈良県 奈良県おもいやり駐車場 母子健康手帳取得~産後3カ月
・和歌山県 和歌山県障害者等用駐車区画利用証制度 妊娠7か月から産後3か月まで
(中国)
・鳥取県 ハートフル駐車場利用証制度 妊娠7か月から産後1年半までの方
・島根県 おもいやり駐車場制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
・岡山県 「ほっとパーキングおかやま」駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
・広島県 広島県おもいやり駐車場利用証交付制度 妊娠7か月から産後1年半までの方
・山口県 やまぐち障害者等専用駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
(四国)
・徳島県 徳島県身体障がい者等用駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
・香川県 かがわおもいやり駐車場制度 母子手帳取得時~産後1年
・愛媛県 愛媛県パーキングパーミット制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
・高知県 こうちあったかパーキング制度 産前7か月(妊娠3か月)から産後1年
(九州)
・福岡県 ふくおか・まごころ駐車場制度 妊娠7か月から産後3か月まで
・佐賀県 佐賀県パーキングパーミット(身障者用駐車場利用証)制度 妊娠7ヶ月~産後3ヶ月 妊娠6ヶ月~産後18ヶ月
・長崎県 長崎県パーキングパーミット(身障者用駐車場利用証)制度 妊娠7か月から産後3か月まで
・熊本県 熊本県ハートフルパス制度 妊娠7か月から産後3か月まで
・大分県 大分あったか・はーと駐車場利用証制度 妊娠7ヶ月から産後1年間 妊娠6ヶ月~産後18ヶ月
・宮崎県 おもいやり駐車場制度(障がい者等用駐車場利用証制度) 産前4か月~産後3か月
・鹿児島県 鹿児島県身障者用駐車場利用証制度(パーキングパーミット制度) 妊娠7か月から産後3か月まで
(制度導入市)
・埼玉県川口市 川口市おもいやり駐車場制度 妊娠7か月から産後3か月まで
・埼玉県久喜市 久喜市おもいやり駐車場制度 妊娠7ヶ月から産後1年間
・沖縄県那覇市 那覇市版パーキングパーミット制度 無し

参考資料:パーキング・パーミット制度事例集(PDF) – 国土交通省

活動を始めた背景

活動を始めた背景

プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)の古川と申します。今日は私が多胎支援活動を始めるのに至った想いを書き綴りたいと思います。

私は現在2歳5か月になる双子の男の子を育てており、妊娠中から双子や三つ子の「多胎」とよばれる多胎家庭についての情報を集めていました。
元々WEBデザイナーとして仕事していたので情報を集めることは苦にならず、少ない多胎情報の中で情報がある程度まとまって配信されるようになったらずいぶん多胎ママ達は助かるだろうなと思い、ツイッターで自動的に多胎育児に関する情報をつぶやくプログラムBOTを作りました。

▼双子ベビーBOT
https://twitter.com/twinschild_bot

そんな中で2018年に愛知県豊田市で三つ子のお母さんが不妊治療で授かった三つ子の中でも成長が遅かった次男(当時11か月)を畳に投げ落とし、死なせてしまうという事件が起こりました。
https://halmek.co.jp/culture/c/ccolumn/1778
裁判では、母親は1日に3人合わせて最低でも24回の授乳を行っており、寝る暇もほとんどなかった壮絶な育児が明らかになりました。
自宅を訪問した保健師に育児の困難を相談。行政や病院に不安を訴えたのに、適切な支援がなされず、追い込まれたのです。

双子ベビーBOTを通しても、その当時多胎界隈だけではなく、育児界隈にも衝撃が走ったのは言う間でもありません。

この事件からしばらく経った2020年頃から我が家は産後の育児が始まったのですが、三つ子事件は本当に他人事ではなく、我が家にも起こりえたことだなと過酷な双子育児の中でジワジワと現実味を帯びて感じるようになりました。

一人が泣き出して抱えながらあやし、そんな中つられて泣くもう一人の赤ちゃんを抱きしめることも出来ずに「腕がもう二本あれば。。。」
そんな泣きたい気持ちで、どうすることも出来ずに泣いてるわが子を見下ろしていたのを覚えています。

保育園に入園出来た時に職員室で「別に望んで双子だったわけじゃないんです」と涙がとまらなかったこともありました。
ささいな事が責められているように感じ、今思えば精神的におかしかったんだなと思います。

夫も育休を1年取ってくれ、実母も遠い距離を行ったり来たりと手伝ってくれたのに
身体がしんどくて全然眠れずに産後四か月で断乳を決めたり
蕁麻疹を起こしたりと心ではまだ大丈夫と思っていても体がSOSを出していました。

つらかった不妊治療を経て、ようやく子供を授かったのに、双子じゃなければもっと伸び伸びと心も体にも余裕のある育児が出来たんじゃないか。
など母親失格だなと思うくらいには辛いときは「双子じゃなければ」が何度も頭をよぎりました。

なぜ双子だとこんなに大変なんだろう。
誰も私たち双子や三つ子の多胎家庭の大変さなんて知らない。
気づくのは三つ子事件のように事件化してニュースになった時なんだ…と思いました。

泣いていても、大変さを周りに愚痴っても、何も変わらない。
単胎児(一人のお子様)を前提とした世の中のシステムに
多胎家庭がどれだけ救われていないか、どれだけ支援の手から零れ落ちているのかそれを伝えてなくては。
行政や生活するうえでのルールを変えていかないと私だけじゃなくこれから続く多胎家庭もずっとこの不遇な状態を耐え抜かなければならない。

お恥ずかしながら崇高な理念というより、どこかこんな理不尽な扱いっておかしくない!?という怒りから私は動きだしました。
自分たちだけ多胎家庭だけ優遇してくれ!と言いたいわけではなく、仮に単胎家庭が0とした時に現状マイナス状態にある多胎家庭をせめて0に近い数値にまで押し上げてほしい。

  • 双子用バビーカーでは折りたためなければバスの乗車を拒否されること
  • 電車も双子用ベビーカーでは混雑する車内で乗り込むことの怖さと、エレベーターやバリアフリー化されている駅ばかりではないこと。乗れない。
  • 市役所ですら双子用ベビーカーではエレベータに乗れる広さが確保されていないこと
  • おもいやり駐車場以外の狭い駐車場では双子用ベビーカーを出して乗せるのが危険。しかしそのおもいやり駐車場の利用が短期間で終わってしまうこと
    (歩けるようになっても同時に別方向に歩き出す双子には、歩行できるか否かではなく、安全面として3歳程度までベビーカーを使う家庭が最も多かった)
  • 産後の人手が絶対的に必要なのにファミリーサポートは「産後子供を連れての面談が必須」のため、睡眠不足で体の負担の大きなママが外出のハードルが高く、交通機関がほとんど使えない状態で登録すら大変なため多胎家庭で使っている人が少ない「使えない現実」。
  • 一時預かりも「二人枠」を取るのがどれだけ難しいか。助けてほしいときにすぐに使えない。
  • 心身共に疲れた多胎ママに自分の時間を作ってほしくても保育園では兄弟加点はあっても多胎加点がなく、2人を同じ園に入れる枠も取るのが大変。救済の優先度が高くても救うためのルールや加点がない。
  • 児童館や子育てセンター、保育園、幼稚園でも「お母さんがお子様を抱きかかえて部屋まで連れて行ってください」がどれだけ大変か周知されていない。

単胎児に比べて虐待率が3倍といわれている多胎家庭の現実
なのに支援がまったくない、または使えないことを知ってほしい。
当然のようにあるものも、万全ではない体調の母親が二人の赤ちゃんを抱えて使うにはとてもハードルが高いことを知ってほしい。

双子や三つ子を授かっても安心して眠れる日が増えてほしい。
子供が一人でも、二人でも、三人でも、人数にかかわらず安心して子育てできる社会であってほしい。

子供を授かってよかったね、双子でよかったね
そう笑える日がこれからの多胎ママやパパ、家族が笑顔であるように、支援活動の輪を広げていけたらと思います。

多胎児家庭への思いやり駐車場の使用期間延長を求める活動を始めました

多胎児家庭への思いやり駐車場の使用期間延長を求める活動を始めました

このたび「プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)」により、多胎児家庭への思いやり駐車場の使用期間延長を求める活動を起こしました。

プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)
https://petit-himawari.com/

今回この署名活動を起こした1歳4ヶ月になる双子ママさんは歩く気配のない双子ちゃんのために、一人で10kg近くある双子用ベビーカーを車のトランクから出すなかで、何度か車がぶつかりそうになるなど危険な思いをされてきたそうです。

単胎児に比べて早産や低出生体重児の傾向が強い多胎児は歩行出来るようになるのも遅く、二人乗りベビーカーは出し入れの大変さや大きさもあるため、安全確保のためにも思いやり駐車場の使用期間の延長をお願い出来ればと存じます。

※思いやり駐車場とは
思いやり駐車場は他の駐車場よりも建物の入り口に近く、広さが確保されている駐車場で、市町村によって導入や条件が違います。
三重県の思いやり駐車場は多胎家庭は1年6ヶ月の有効期限。足らないのが現実です。

どうかこのお母さんだけではなく全国の多胎児家庭、そしてこれから生まれてくる多胎児家庭のためにも署名活動へのご協力を頂ければ幸いです。 宜しくお願いします。

▼思いやり駐車場延長に関する署名を募集中です
https://www.change.org/p/多胎育児者の外出を助けるため-おもいやり駐車場を延長してください
※署名にあたって必要なのは名前、メールアドレスと郵便番号のみです。それらは一般公開されませんし、変な連絡が来ることもありません。