初めまして!ふたば代表の古川と申します。
現在2歳6か月になる双子を抱えて、平日はお仕事、土日は子育て支援センターへ子供とワンオペで飛び回っています。

元々2018年頃から一人で多胎情報を発信するような活動をしていたのですが、一人の力では行政を動かすのも意見が素通りするなど非力さを感じ、2020年頃より北勢地域の多胎サークル「ひまわりクラブ」に在籍し、「プチひまわりクラブ」という名称で多胎支援活動を私ともう一人の現メンバーと二人で行っていました。

多胎児ママの会『プチひまわりクラブ』 | 三重県思いやり駐車場について多胎児家庭への使用延長をお願いします (petit-himawari.com)

プチひまわりクラブでは「おもいやり駐車場の利用期間1年半を多胎家庭にもっと長く使わせてほしい」と訴える活動を行っていました。
一歳半のころといえば我が家の双子はよろよろとは歩いていましたが、結局双子の大変さって歩けるかどうかではなく、車の左右から同月齢の子供をベビーカーを出して乗せる必要があって、そのためには駐車場の広さがないと車とベビーカーの接触など危険なんですよね。

一から多胎情報を調べていくうちに、各家庭が個人で頑張るには限界があると感じました。
多胎児(お子様が二人以上の双子や三つ子など)は単胎児(おお子様が一人)に比べて虐待率が3倍というデータもあります。

「虐待の発生率3倍」 双子や三つ子家庭の支援、広がる:朝日新聞デジタル (asahi.com)

にもかかわらず特化した行政支援はほとんどありません。

多胎育児、自治体で支援策に差 25%「特化支援なし」:朝日新聞デジタル (asahi.com)

おもいやり駐車場の全国の利用期間(と多胎家庭の利用期間)についても調べたところ、ほとんどのところで単胎児と多胎児家庭と同じ条件のところが多く、多胎児用の枠を用意していた県は3県(岐阜県・佐賀県・大分県)、最長でも2年(長野県)など興味深い結果が分かりました。

おもいやり駐車場 各都道府県の妊産婦の使用期限 | 双子三つ子ちゃん親子サークル「ふたば」

忙しい双子育児の中で議員さんへ相談したり、とある党の多胎勉強会にも足を運び、資料を作り、本当に多胎の大変さを伝えるのに大変な最中の当事者が動かなくてはならない状況にも矛盾を感じたりしました。

その後、四日市市副市長さんにも勉強会にお越しいただき、おもいやり駐車場だけではなく、多胎支援の状況について色々とお伝えし改善をお願いしてきました。

多胎支援活動について

その後ひまわりクラブを脱退し、「プチひまわりクラブ」→「ふたば」として、より参加される方の負担がなく、動きたい人がより動ける多胎育児サークルとして新しく動きはじめました。

私が個人的に思っているのは多胎育児サークルはみんなで集まって遊ぶ場、悩みを共有する場としての面も大事ですが、多胎妊婦など産前に産後必要な情報や地域の多胎支援の情報をお届けできる場になれば嬉しいなと思っています。

ここに集まっているのは今も多胎育児に奮闘しているママパパとお子様なので、なかなか至れり尽くせりとサポート側にまわれない部分もありますが、ふと「みんなこれどうしているのかな?」とかお子様の年齢が近い多胎仲間と繋がっていただけたら幸いです。

まだまだ立ち上げたばかりのサークルではありますが、長く愛される場になってくれたら嬉しいです。