多胎支援活動

双子・三つ子など多胎育児を取り巻く現状
多胎育児においては、単胎家庭とは違った子育ての仕方や苦悩があります。
特に「授乳回数の多さ」「睡眠不足」「過大な心身への負担」など過酷な実態が問題となっています。
多胎家庭は、不妊治療の広がりの影響で近年増えており、30年前に比べると出産総数に占める割合は約1.5倍に増加しています。
しかしながら多胎児出産の割合が総分娩数の約1%であり、多胎児家庭は自分と同じ境遇の家庭と出会いづらい状況にあります。
周りに同じような多胎育児家庭がいないことで、気持ちが分かってもらえなかったり、外出も大変です。
そんなとき、誰かに相談できる、誰かに助けてもらえる、同じような多胎育児家庭とつながりを持つことは、とても心強いです。
以下、多胎家庭におけるリアルな声として「多胎育児のサポートを考える会」による『多胎児家庭の育児の困りごとに関するアンケート調査』の結果をご紹介します。
多胎家庭における問題

外出・移動が困難である
結果引きこもってしまう。

睡眠不足・体調不良
オムツ替え、授乳。その合間に搾乳・沐浴・寝かしつけ。乳児期にそれぞれの泣きを対応してたら記憶がない等、睡眠不足や産後うつに悩む親も少なくありません。

自分の時間がない・人の手が借りれない

大変さが周囲に理解されない
100人に1人のマイノリティだからこそ実情を知らない人からの悪意ない声に傷つくことも。
また大半の自治体が多胎児に特化した支援がなく、単胎児と一緒の制度。制度利用は外出前提の物が多く、外出が困難なため支援窓口にたどり着けずに利用できない。
希望する多胎支援の具体例

バス乗車ルールの改善、タクシー利用補助
公的交通機関に乗れないことが多く、孤立しがちです。
双子ベビーカーを折りたたまなくても乗れるようにルールを変えることやタクシー利用補助が必要です。

家事育児の人手
外出が困難なため、施設型一時預かりサービスを受けることが困難。よって、訪問型の一時預かりサービスが必要。
ベビーシッターは2名分かつ高額なので、民間シッター利用料補助してほしい。

多胎加点の全国化
保育の必要性認定に、「多胎児であること」を入れ、親に休息時間を与える必要があります。
また、優先して多胎家庭が入園出来るよう「多胎加点」を全国市区町村が導入してほしい。

行政が多胎妊婦情報を把握した時点で行政側から情報と具体的支援を届ける
例として
①母子手帳と一緒に「ふたご手帖」を渡す
②乳児家庭全戸訪問事業では訪問時にファミリーサポート登録手続きができるようにするなど
多胎児家庭は大変なのはなんとなく想像はつくものの、マイノリティゆえに実際に何に困り、どう支援していいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
行政支援のほとんどは単胎家庭向けのものが多く、小さい赤ちゃん子供を二人も抱えて一人の親が出来ることなど限られています。
そして親も家事育児に疲労困憊です。
助けてほしい…!
叫ばなければ気づいてもらえない。だから私たちは声をあげます。
助けてほしい…!
私たちが声をあげ、より良い結果につながった時、それはこれからも続く未来の多胎家庭への救済にもなります。
現状の、そして未来の多胎児家庭が少しでもより笑顔になるように一緒に変革の手を取って欲しいです。
上記「多胎家庭における問題」「希望する多胎支援の具体例」は下記資料よりデータ引用をしています。
参照元:多胎児家庭の育児の困りごとに関するアンケート調査(PDF)
回答者:双子以上多胎家庭の保護者
回答数:1591件
回答期間:2019年9月23日~9月29日、10月8日~20日
実施調査:多胎育児のサポートを考える会
まずは行政支援変革の一歩として、私たちは「思いやり駐車場の多胎児使用延長」の署名活動を始めることにしました。活動について賛同いただけましたら、ぜひ署名サイトでも賛同をお願いできればと思います。
※署名にあたって必要なのは名前、メールアドレスと郵便番号のみです。
それらは一般公開されませんし、変な連絡が来ることもありません。
多胎支援活動報告
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四日市市総合会館にて、自民党青年局の議員の方々と「多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長」と「多胎支援」について四日市での支援導入についてお話させ...
多胎育児者のおもいやり駐車場の使用期間延長活動を始めたきっかけ
はじめまして^ ^ プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)の中口です。私は現在もうすぐ2歳になる双子の男の子の母です^ ^...
署名の賛同数が200名を超えました
多胎児家庭へのおもいやり駐車場の使用期間延長の署名賛同数が200名を超えました!...
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このたび「プチひまわりクラブ(ふたばの前身名)」により、多胎児家庭への思いやり駐車場の使用期間延長を求める活動を起こしました。...